保険会社が過失割合を盾に脊髄損傷を認めない場合は? 香川県坂出市 N・I様

【質問】

保険会社が、過失割合を盾に脊髄損傷を認めてくれません。

交通事故の状況は、坂出市内の交差点で私が一時停止の標識を見落として進入してしまい、優先道路を走行中の自動車と衝突したというものです。

 

そのため、過失割合は95:5と圧倒的に自分の過失が大きい事故なのですが、私のほうも交通事故で脊椎損傷を負いました。

人身傷害特約に加入していたため、保険会社にはそれを使って治療すると了解を得ています。

 

ですが、加害者側との交渉がかなり難航しており、保険会社もこちらの過失が大きいため、私への対応もあまりいい感じがしていませんでした。

事故後半年で症状固定をして、後遺障害認定の申請をしたのですが、後遺障害認定と認められませんでした。

 

保険会社に抗議をしたのですが、「脊髄損傷の後遺障害の認定は保険会社がしていません。それに過失割合が高い事故なので…」と、私が悪いので脊髄損傷を認めないと言わんばかりの対応でした。

 

この場合、弁護士から保険会社に抗議してもらえば、脊髄損傷を後遺症と認めてもらえるのでしょうか?

 

【回答】

香川県坂出市のN・I様、ご質問ありがとうございます。

 

交通事故の場合、過失割合により大きく補償内容が変わることがあります。

自賠責保険では、過失割合が100%の場合には補償はされず、過失割合が70%を超える場合には10%刻みで2・3・5割の減額となります。

これは自賠責保険の基準であり、民間の保険会社ではさらに厳しい独自の減額計算をすることが多いです。

 

また、後遺障害の等級を認定するのは、保険会社ではなく第三者機関の損害保険料率算出機構です。

そのため、過失割合と後遺障害の認定に関連性はなく、損害保険料率算出機構の審査に通らなかったことにより、後遺障害認定されなかったということになります。

しかし、医師の医学的所見や書類の記入不備により、後遺障害認定がされなかった可能性もあるので、弁護士に依頼して再審査をしてもらうという方法もあります。

 

坂出市のN・I様の脊髄損傷の症状がどの程度かわかりませんが、損害保険料率算出機構が後遺症の認定をしなかったということは、比較的障害の軽い脊髄損傷であると思われます。

 

もし、後遺障害認定がされても低い等級認定で、しかも50%の減額となると、支払われる保険金は30万円以下となる可能性があります。

さらに保険会社が、「脊椎損傷であることは認めるが、過失割合分を減額して計算する」と言うと、弁護士が介入しても大幅な増額は見込めないと言えます。

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