脊髄損傷の薬があるそうですが、交通事故でも治療に使えますか? 徳島県小松島市 W・K様

【質問】

3カ月前に、小松島市内の市道を歩行中にハンドル操作を誤った自動車にひかれました。

すぐに小松島市内の病院に救急搬送をされたのですが、腰椎の脊髄損傷を負いました。

 

そのため、現在も入院中でリハビリをしていますが、「脊髄損傷は治らない」と医師に宣告され、歩行訓練をしていても身が入らず、普段は車いすで移動しています。

 

そんな時に、脊髄損傷の薬があるとテレビで言っていたのです。

病院の待合室にあるテレビであったため詳しくはわからなかったのですが、もし交通事故の脊髄損傷でも使えるのであれば、使ってみたいと思っています。

 

今は保険会社が治療費を支払ってくれていますが、脊髄損傷の治療薬は自由診療となるから高額なうえ自己負担になるのではないかと思うと二の足を踏んでいます。

ですが、脊髄損傷が本当に治るのならば、保険会社にとっても悪い話ではないので、弁護士から交渉してもらえないかなとも考えています。

 

実際、脊髄損傷の治療薬はあるのでしょうか?

あるのならば治療に使うことができるのでしょうか?

 

【回答】

徳島県小松島市のW・K様、ご質問いただきありがとうございます。

 

一般的に「脊髄は損傷すると二度と戻らない」と言われています。

そのため、iPS細胞など再生医療の研究が活発に行われており、「脊髄損傷の治療薬」もその一つになります。

 

2015年に慶應義塾大学が、脊髄損傷の治療薬の治験をするとニュースになりましたが、「2016年10月まで」「治療できるのは国内で2か所」「対象は脊髄損傷後3日以内の患者」とかなり限定的でした。

そのため、現在では小松島市に限らず、日本全国で治療が受けられるのは皆無と言えます。

 

残念ながら小松島市のW・K様の場合も、治療を受けることは不可能と言えます。

しかし、医学の進歩は日進月歩ですので、将来的には脊髄損傷の治療を日本全国で受けられるかもしれません。

 

その際に気になるのが、小松島市のW・K様も言われている通り、医療費の問題だと思います。

交通事故の治療費は保険会社が負担することが多いのですが、保険適用の治療に限り支払われることがほとんどで、最新医療などの治療は自由診療となり自己負担となります。

 

弁護士に「保険会社が治療費を支払わない」という相談が多く寄せられます。

中には、よくよく内容を聞くと、保険会社に断りなく高額な整体治療院にかかったり、傷の美容整形を行ったりするものがあり、このような場合には弁護士が交渉しても支払われる可能性は非常に低いと言えます。

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