交通事故で脊髄損傷となった妻の成年後見人になれますか? 高知県南国市 M・T様

【質問】

1年前に妻が南国市内の交差点で交通事故に遭い、脊髄損傷を負いました。

何とか会話はできるものの、胸から下が完全麻痺をしており、腕もほぼ動かないため文字を書くどころか、スプーンも握ることができません。

そのため24時間の完全介護が必要で、私と子供2人でなんとか自宅介護をしている状態です。

 

たまになのですが妻名義で契約している物に関して、妻の自筆押印を求められることがあります。

夫の私が代筆することで大体は処理できているのですが、私が妻の成年後見人となって、妻の契約関係や財産管理を代理できるようにしようかと思っています。

 

交通事故で脊髄損傷となった妻の成年後見人に、夫がなることは可能なのでしょうか?

 

【回答】

高知県南国市のM・T様、ご質問いただきありがとうございます。

 

弁護士に寄せられる相談の中に成年後見人に関するものがありますが、一般の方が考えるほど成年後見人の認定はハードルが低いものではありません。

成年後見人となれば、いわば他人の財産を管理することができるということですので、被後見人の状態とともに、後見人の適性も重視されます。

 

高知県南国市のM・T様の場合、奥様が脊髄損傷とはいえ会話することができるため、意思表示ができるということですので、成年後見人の要件を満たさないと思われます。

脊髄損傷のほかに高度脳機能障害などで、正常な判断が下せないという場合には、成年後見人の制度が利用できる可能性があります。

 

弁護士の見解からすると、高知県南国市のM・T様の奥様の場合、成年後見人までは必要がなく、妻名義の契約関係においては妻の了承のもと夫が代筆するという、現在の形式がベストであると言えます。

銀行などによっては代筆署名では効果がないので自筆署名を求めるところもありますが、本人が代筆権限を与えていれば、法的効力を発揮するとの判例があるため、本人が立ち会いの上、代筆署名すれば問題はありません。

 

奥様の容体が変わり、成年後見が必要なのではと思われたら、その時改めて弁護士に相談することをお勧めします。

ページの先頭へ

全国交通事故弁護団への電話相談について

この脊髄損傷専門サイトは,弁護士43名の全国交通事故弁護団により運営されています。

交通事故による脊髄損傷について,お悩みの方は,弁護団の担当弁護士に直接相談することもできます。

ぜひ、下記の都道府県別の地名をクリックして地方別の担当弁護士に御連絡ください。

全国交通事故弁護団の弁護士紹介ページがひらきます。

全国11拠点弁護士43名

担当地域一覧表
 
※都道府県別の地名をクリックすると地域担当の弁護士ページが開きます。

●東北  青森   岩手   宮城   秋田   山形   福島

 ●北関東  茨城    栃木 群馬 

 ●南関東  埼玉   東京   神奈川    千葉(成田)  千葉(柏)

 ●北陸  富山 石川 福井

 ●東海  愛知    岐阜 静岡 三重

 ●関西  大阪 京都 兵庫 滋賀    奈良  和歌山  鳥取

 ●中国・四国    岡山    山口    香川   愛媛   徳島    高知 

 ●九州  福岡    佐賀    長崎    大分    熊本  宮崎    鹿児島