交通事故で脊髄損傷と診断されたのに加害者がむち打ちだと言う場合は? 徳島県阿波市 S・T様

【質問】

徳島県阿波市内で横断歩道を歩行中、前方不注意の車にはねられ首や背中を激しく打ち付けました。

事故当日も病院で検査を受けましたが、数日経過しても痛みが引かなかったため再度精密検査を行ったところ、脊髄損傷がみられると診断されました。

 

脊髄損傷の場合、完治せずに後遺症が残ると聞き、今後のことも考えて後遺障害等級を申請しようと考えています。

しかし、最初から加害者側は単なるむち打ちだと言って、精密検査の結果を伝えたにも関わらずこれ以上の対応をしてもらえる様子はありません。

 

きちんとした補償を受けるためにも、今後はどのようなことを行っていったら良いのでしょうか?

 

【回答】

徳島県阿波市のS・T様、ご質問いただきありがとうございます。

 

「むち打ち症」は首に激しい衝撃が与えられた際、鞭のようにしなって起きることからこう呼ばれていますが、正確には「頚椎捻挫」、「頸部挫傷」などと呼ばれています。

 

むち打ちの場合、最も多いのが頚椎捻挫型のもので、頚椎周囲の筋肉や靭帯、その他のやわらかい組織が損傷するもので、むち打ち症の中でも7~8割がこのケースに当たります。

「頚椎」や「脊椎」といった部位は骨のこと、そして一文字違いですが「頚髄」や「脊髄」はその中に通っている中枢神経のことを言います。

つまり簡単に説明してしまえば、むち打ち症の大半は骨やその周りの損傷、一方で脊髄損傷は骨の中の神経の損傷ということになります。

 

こうしてみれば、まったく別の部分の損傷であることはわかりますね。

 

しかし、むち打ちの中には脊髄症状型という、脊髄にまで損傷が及ぶものもあります。

そのため、むち打ちだと診断されても症状が改善されなかったり、体に麻痺が出るなどの症状が出る場合には精密検査を行ったほうが良いでしょう。

 

徳島県阿波市のS・T様の場合、精密検査によって脊髄損傷という結果が出ているため、きちんと手続きを踏めば後遺障害として認定される可能性があります。

 

後遺障害等級はむち打ちの場合、12級か14級が一般的で認定されないケースも多いですが、脊髄損傷の場合では、より上の等級が認められる可能性があります。

保険会社としてはできるだけ損害賠償金を支払いたくないために軽度なむち打ちとして解決を望むでしょう。

 

しかし、被害者には正当な損害賠償金を得る権利があるため、交渉が困難な場合やどれくらいの金額を請求できるのか気になるという方は弁護士に相談をしてみることをお勧めします。

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