交通事故での脊髄損傷と保険会社が認めない場合には? 岡山県総社市 T・S様

【質問】

母が岡山県総社市内で交通事故に遭ったのが半年くらい前なのですが、加害者の保険会社と後遺症の事でもめています。

 

歩行中に車に追突された母は、岡山県総社市内の病院に搬送されました。

その時は、首から左肩に掛けて痛みを訴えており、医師からは『交通事故の衝突によるむち打ちと打ち身』と診断がされました。

2カ月通院をしても完全に痛みが取れないため、精密検査をしてもらったところ、小さいですが脊髄損傷が見つかりました。

 

痛みが取れないのは交通事故による脊髄損傷が原因だと思うのですが、保険会社が交通事故によって負った脊髄損傷と認めません。

保険会社の主張は、『交通事故以前から首や肩に痛みがあると週1回通院しており、交通事故以前の症状と同程度まで回復している。3年前に自宅で転倒してから通院をしているので、脊髄損傷は交通事故以前からあったと考えられる。』とのことです。

 

実際に母は3年前に転倒した際に病院に行き、その時から通院をしていますが、痛みは交通事故以前より強くなっていると言っています。

この場合、保険会社に後遺障害を認めさすことは出来るのでしょうか?

 

【回答】

岡山県総社市のT・S様、ご質問ありがとうございます。

 

このケースで一番重要となるのが、医師の所見です。

脊髄損傷個所が見つかったとのことですが、いくつか確認しなければいけないポイントがあります。

脊髄は損傷個所により症状が出る場所が変わってくるので、『脊髄損傷の箇所が左首から腕にかけて症状が出る場所であるのか?』という点です。

もし脊髄損傷の箇所が、損傷したら右足に症状が出たり、左足の触角が鈍くなるなど関係のない個所であるのならば、因果関係が認められません。

 

また、脊髄損傷は損傷した瞬間から症状が出て、症状が緩和することはあっても完全に回復するものではありません。

3年前に転倒されて首や腕の痛みの治療で通院されていたとのことですが、交通事故で怪我を負った場合、交通事故によって発生した後遺症の部分に対して、加害者は損害賠償の責を負うことになります。

 

つまり、もともと左腕が肩より上にあがらないくらいの障害があって、交通事故でまったく動かなくなった場合、もともと傷害がなかった人の左腕が動かなくなった場合よりも、後遺障害慰謝料が低くなります。

 

今回のケースでは脊髄損傷が見つかった事よりも、交通事故以前と比べてどの程度の障害が発生しているかがポイントとなってきますので、弁護士に相談をして対応策を練る方が良いでしょう。

ページの先頭へ

全国交通事故弁護団への電話相談について

この脊髄損傷専門サイトは,弁護士43名の全国交通事故弁護団により運営されています。

交通事故による脊髄損傷について,お悩みの方は,弁護団の担当弁護士に直接相談することもできます。

ぜひ、下記の都道府県別の地名をクリックして地方別の担当弁護士に御連絡ください。

全国交通事故弁護団の弁護士紹介ページがひらきます。

全国11拠点弁護士43名

担当地域一覧表
 
※都道府県別の地名をクリックすると地域担当の弁護士ページが開きます。

●東北  青森   岩手   宮城   秋田   山形   福島

 ●北関東  茨城    栃木 群馬 

 ●南関東  埼玉   東京   神奈川    千葉(成田)  千葉(柏)

 ●北陸  富山 石川 福井

 ●東海  愛知    岐阜 静岡 三重

 ●関西  大阪 京都 兵庫 滋賀    奈良  和歌山  鳥取

 ●中国・四国    岡山    山口    香川   愛媛   徳島    高知 

 ●九州  福岡    佐賀    長崎    大分    熊本  宮崎    鹿児島