脊髄損傷の後遺障害慰謝料が等級より低い 香川県坂出市 M・M様

【質問】

1年前に香川県坂出市内で交通事故に遭い、現在加害者側の保険会社と示談交渉しているのですが、後遺障害の事でもめています。

 

交通事故で脊髄損傷を負い両足に麻痺が出たため、杖がなくては歩行できなくなっています。

後遺障害認定の申請をして、後遺障害等級8級の認定を受けました。

後遺障害等級が8級なので後遺障害慰謝料が324万円だと思っていたのですが、保険会社から提示されたのは292万円でした。

 

保険会社に抗議したのですが、交通事故以前から歩行困難で通院をしていたため、その分の減額と言われました。

 

私としては交通事故がなければ杖がなくてもゆっくりであれば歩行が出来たのに、事故で脊髄損傷を負ったために杖なしでは歩けない上に、スピードもかなり遅くなり、段差も越えづらくなりつまづくことも多くなりました。

 

そういった不便を無視されたかのような減額に納得がいかないのですが、弁護士に依頼すれば減額を撤回させることは出来るのでしょうか?

 

【回答】

香川県坂出市のM・M様、ご質問いただきありがとうございます。

 

交通事故で後遺障害を負われた際は、交通事故以前と比べて悪化した症状に対して、後遺障害慰謝料が支払われます。

 

これは損害賠償では原状回復義務、つまり交通事故直前の状態に戻す必要があるのですが、元に戻せない場合には物品であれば時価相当、身体の障害であれば後遺障害慰謝料として後遺障害等級に応じた損害賠償金が支払われます。

仮に初めから歩行困難で車いすを使っていた方が事故に遭ったが、擦り傷程度の軽症であったのならば、事故による被害は「擦り傷のみ」ということになります。

 

香川県坂出市のM・M様の場合は、交通事故以前から歩行に障害を抱えていたことが、通院していた病院などのカルテから証明されると、その分は脊髄損傷の後遺障害慰謝料から差し引かれることとなります。

 

仮に通院していた病院の医師から「以前より交通事故の後遺障害等級に照らし合わせると14級に相当する障害があった」と診断されたとします。

そうすると、通常は自賠責保険の後遺障害等級8級であれば819万円の後遺障害慰謝料が支払われますが、後遺障害等級14級の75万円の後遺障害等級分が差し引かれます。

そのため実際に支払われる金額は、324万円-32万円=292万円となります。

 

これは、事故によって発生した実質の損害のみを賠償するという観点から、示談金の減算は致し方ない面もあります。

 

しかし、自賠責基準の後遺障害慰謝料よりも、裁判所基準の後遺障害慰謝料の方が金額が多く、香川県坂出市のM・M様の脊髄損傷となったケースを裁判所基準で計算すると720万円になります。

金額自体に不満があるのならば、弁護士を立てて示談をされる方が良いと思います。

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