交通事故による脊髄損傷 体験談

脊髄損傷の診断

通事故によって脊髄損傷が疑われる場合、加害者側に損害賠償請求の可能性がありますので、後遺障害認定を受ける必要が生じます。

後遺障害認定では、自覚症状や画像所見、神経学的所見などが必要となります。

医師に適正な後遺障害診断書を作成してもらうためには、適正な検査を受ける必要があります。

脊髄損傷の診断には、神経学的診断や画像診断、電気生理学的検査などが利用されます。

このページでは、これらの検査について簡単に説明します。

 

神経学的検査

脊髄損傷では、上肢や下肢に麻痺などの症状が現れます。

神経学的検査は、このような症状の原因を確認するために行われます。

この検査によって、障害のある神経根や脊髄のレベルが分かります。

上肢・体幹・下肢の知覚障害、筋力麻痺の範囲、腱反射の異常などから脊髄損傷の起きている範囲と程度を調べます。

具体的には、四肢の動きや感覚障害の有無・レベルの検査、深部腱反射、膀胱や肛門括約筋機能などの検査を行い、脊髄や神経根の損傷による麻痺の有無・程度を念入りに確認します。

 

画像診断

骨の傷害や脱臼がある場合、まず単純X線検査によって傷害部位を診断します。

そして、必要に応じてCT検査やMRI(磁気共鳴映像法)などが行われます。

単純X線検査では、不鮮明な骨折線を映し出すことができます。

また、CT検査では骨折や脱臼を立体的に映し出すことができます。

これらによって、骨折や脱臼の評価、棘突起列の乱れ、椎体の変形、脊柱の列の乱れなどを検査します。

運動や知覚麻痺があり、脊髄・馬尾が損なわれている疑いのある場合にはMRIによる診断が必要となってきます。

MRIでは、軟部組織である椎間板の脊柱管内への脱出や人体の損傷、血腫の形成、それらの脊髄に対する圧迫の程度を見ます。

 

電気生理学的検査

脊髄損傷の診断法として、脳・脊髄誘発電位、筋電図といった電気生理学的検査が行われることがあります。

神経刺激による異常生身を観測し、脊髄の病巣の有無・部位などを確認します。

患者が胸痛を訴える場合には心電図、また脳の損傷と鑑別するために脳波などの検査が行われることがあります。

筋電図は神経や筋肉の障害を電気的に検査することが可能です。

 

検査後について

検査後の結果についてすぐに知りたいと希望される方が多いのですが、多くの場合は1~2週間後に病院での再診に検査の結果を教えてもらえることが多いです。

もちろん検査後に簡単な所見を述べられることはありますが、脊髄損傷の判断には詳細なデータと医師の豊富な経験から導き出した医療判断が必要となりますので、その程度の時間がかかることがほとんどです。

医師の診断書作成はそれらが済んでからになるため、火急に診断書が必要となった際には注意が必要です。

 

しかし、医師の判断に納得がいかない場合もあるかもしれません。

そのような場合には、セカンドオピニオンをお勧めします。

セカンドオピニオンはほとんどが自費となり、今診察を受けている主治医の同意が必要となりますが、元の病院から検査結果などが提供されるためセカンドオピニオン先で新たな検査費用が発生しないなどの利点もありますので、一度相談してみるとよいでしょう。

もし、現在の主治医からセカンドオピニオンの同意が取れない場合には、転院するのが一番簡単と言えます。

その際には交通事故で脊髄損傷となり、今までどのような治療をどの病院で受けてきたかをきちんと説明する必要があります。

そのため、以前の病院にカルテの開示を求め、コピーをもらうとスムーズに見てもらうことができます。

 

厚生労働省では、自分のカルテの開示を求めることを患者の権利として認めています。

また、病院に理由を説明する必要もなく、開示しない場合には法的な手続きを取ることもできます。

病院のカルテ開示拒否の裁判の場合、ほとんどの場合で患者の権利を認める判決が出されていますので、もし病院にカルテの開示拒否をされた場合には弁護士に相談するのも一考です。

 

疑問な点、お困りの点があれば、香川・高松の弁護士にご相談ください。

 

【合わせてお読みいただくと参考になるページ】

2つの時期におけるリハビリ

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