息子をどうしても自宅療養したかった

脊髄損傷の患者を家で介護するのは無理で非常識なことなのでしょうか?

私の息子は、婚約中に自動車事故で脊髄損傷になり、婚約は解消、寝たきりの体となり夫と私が交替で病院に見舞いに行っていました。

 

でも、家族が一緒に暮らせないのは不自然ですよね。

脊髄損傷の患者を受け入れられる設備や用具を家に揃えれば息子の介護を家でできるのではないか?

交通事故から3ヶ月経ち、転院を余儀なくされた時、そう思いました。

今後も数カ月ごとに転院手続きを取り、知らない町の知らない病院に入院するのは何としても避けたい・・かといって、老人ばかりの療養型病院に入れば、20代の息子は浮いた存在になるだろうし、何より刺激に乏しい生活は病気にとって良い環境とは思えない・・

 

そこで、加害者側の保険会社に対して、香川・高松の弁護士を通じて自宅療養するために必要な費用を含めた損害賠償金を請求しました。

裁判では、保険会社は「脊髄損傷患者を自宅で介護するケースは非常に少なく、十分なケアができるとは考えにくい」と、自宅療養に反対して、長期入院型施設に入院した場合の賠償金額を主張しました。

 

香川・高松の弁護士は、毎日家族と共に過ごすことが、脊髄損傷の患者にとって良い刺激となり、結果としてそれが五感に対するリハビリ効果になると言われていることや、遠方の病院に家族が見舞いに行くことにより生活が束縛されることなどを主張しました。

 

裁判の結果、自宅療養の費用を含めた賠償金が認められ、ホームエレベーターの設置費用、段差解消などの住宅改修費用、妻が介護に要する時間を考慮した家族慰謝料などを、受け取った賠償金で支払うことができました。

 

交通事故で脊髄損傷になった家族を持つ皆さん、保険会社が自宅療養に反対してもあきらめずに、自分の考えを主張してください。きっと道は開けてきます。

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