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脊髄損傷の後遺障害の認定基準とはどのようなものか?

2013-04-18

■後遺障害の認定基準とは?

後遺障害を認定する損害保険料率算出機構は「自動車損害賠償責任保険損害調査関係規定集」に認定実務の内容を定めていますが、内容は非公表です。

遺障害認定の基準がどのようなものかを知るには、基本的の自賠責と同じ認定基準を採用している労災保険が参考になります。

労災の認定基準は「労災補償障害認定必携」など出版物もあるので誰でも入手できます。

 

■労災保険における後遺障害の認定基準(4要件)

下記の4つ要素があります。どれか一つ欠けても後遺障害に認定されません。

◇傷害がなおったとき(症状固定時)に残存する当該傷害と相当因果関係があり

◇将来においても回復困難と見込まれる精神的または身体的な毀損(きそん)状態で

◇その存在が医学的に認められ

◇労働能力の喪失を伴うもの

 

※「傷害がなおったとき」というのは、完全に治癒した状態を指すのではなく、これ以上治療を継続しても効果が期待できないいわゆる症状固定に達したときのことを表します。

 

■後遺障害が2つ以上ある場合

交通事故で脊髄損傷になった方が、同時に2か所以上に後遺障害が現れた場合の取り扱いは以下の通りです。

別表第二5級以上の後遺障害が2つ以上残存:重い方の等級を3つ繰り上げる

別表第二8級以上の後遺障害が2つ以上残存 : 重い方の等級を2つ繰り上げる

別表第二13級以上の後遺障害が2つ以上残存:重い方の等級を1つ繰り上げる 

これ以外の場合は、最も重い障害等級を適用します。

 

後遺障害等級は1級から14級まであり、1級が一番重く14級が一番軽いと言うことになります。

 

もし、4級と5級の障害が同時に認められた場合は、前述の「別表第二5級以上の後遺障害が2つ以上残存 : 重い方の等級を3つ繰り上げる」に該当するので、4級が3つ繰り上げられて1級扱いとなります。

また、5級と7級の障害が同時に認められた場合は、「別表第二8級以上の後遺障害が2つ以上残存 : 重い方の等級を2つ繰り上げる」に該当するため、5級が2つ繰り上がり3級となります。

 

後遺障害等級でなぜこれほど複雑な方法がとられるかと言うと、後遺障害の認定は体の各部位に分かれて認定されるからです。

眼・耳・鼻・口・上肢・下肢・神経系統など10の部類に区分され、さらに眼などは「眼球の視力障害・調節機能障害・運動障害・視野障害、右まぶたの欠損、左まぶたの欠損」と、6種の系統に分類されるため、全体では35もの系統があります。

 

そのため、最大35の後遺障害の認定があることになるのですが、さらに歯や下肢の短縮などには別の適用があったりするため、複雑なものになっています。

しかも、両足に障害が残った場合には、右足と左足は別の系統となるため別々の認定となるので、前期の障害等級の繰り上げがありますが、右足だけに複数の障害がある場合には重い方の等級で認定されるなど、一般人には分かりにくいと言えます。

 

そのため、「体のあちこちに障害が残ったのに、障害認定が6級どまりだった。」と言うこともあります。

後遺障害認定は意義の申し立ても出来ますので、「後遺症認定だけど、6級で妥当なんだろうか?」「日常生活にかなり支障があるのに、認定された後遺障害の等級は軽すぎるんじゃないだろうか?」と言う場合には、弁護士に一度相談してみると良いでしょう。

お困りの際は香川・高松の弁護士にご相談ください。

 

 

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脊髄損傷の急性期のリハビリにおける注意点

2012-11-28

一般に、脊髄の上の方を損傷するほど、障害の症状が重くなります。

首に近い部分の脊髄を損傷すると、横隔膜に麻痺が生じて呼吸が困難になる場合もあります。

このような症状が起きた場合は人工呼吸器を用いて社会復帰を目指します

 

自発呼吸ができる場合でも、首の付近の脊髄を傷めると腹筋が弱くなるので息をしっかり吐けなくなります。

たんが喉にからまりやすいので、呼吸の訓練がリハビリの大事な項目になります。

 

脊髄損傷の部位や麻痺の度合いによって排尿機能が異なりますが、排尿障害がある場合は尿路感染症の予防に留意することも大切です。

尿道カテーテルを清潔に管理することで感染症を予防します。

リハビリでは、麻痺の状態や手をどの程度動かせるかによって排尿の方法を選択します。

 

脊髄損傷の症状がある方は、同じ姿勢を長く続けざるを得ないので、下肢静脈血栓症にも注意しなければなりません。

下肢静脈血栓症とは、長時間脚を下に下げたまま足の運動を行わないと、足の静脈の血液は上方に押し上げる力が加わらないために血の塊が血管内にできる病気です。

リハビリで姿勢を変えることで下肢静脈血栓症を予防します。

 

長い間体を動かさないでいると、筋肉や関節周辺が固くなって関節の可動域が狭まる拘縮(こうしゅく)が起こりやすいので注意が必要です。

いったん拘縮が起きるとその部位を動かすと痛みが生じてますます運動するのが困難になります。

リハビリでは、拘縮の予防のためには、ストレッチ運動を中心とするリハビリを行います。

 

急性期におけるリハビリテーションが、以降のリハビリのカギを握ると言っても過言ではないため、正しいリハビリテーションをすることが重要になります。

 

筋肉は使わなくなるとすぐに弱ってくるのですが、健常者ならば「一歩も歩かない生活」と言うのは、トイレに立ったり寝るためにベッドに行ったりといった最低限の日常生活はしていますので気づきにくく、加齢や運動不足で徐々に衰えていくので自覚があまりありません。

 

ですが、脊髄損傷の場合は交通事故にあったその日から筋肉を動かすことがなくなるため、介護家族の想像以上のスピードで衰えることがあります

 

そのため、医者からリハビリテーションの許可が出たら、その日から少しずつでも繰り返しした方がよいのです。

 

早くからリハビリテーションを始める利点は筋肉を衰えさせないだけでなく、様々な利点があります。

体に刺激を与えることで、動きづらかった指が動くようになったり、食事の呑み込みが出来るようになったりと、現状の改善も望めるからです。

 

また、脊髄損傷患者も、「今の自分に出来ることと出来ないことを理解して、改善に向けての意欲を早期から持つ」という心構えができるため、その後のリハビリテーションや生活に対してのモチベーションを上げることができます。

 

ですが、急性期であるため無理は禁物なのは言うまでもありません。

つい、介護家族がもっと頑張れと言ってしまったり、逆に脊髄損傷患者が早く元に戻りたいと過度にしてしまったりしてしまうと、かえって逆効果となってしまう可能性もあります

 

なので医師や理学療法士の指導を受けつつ、もし心がつらくなったら心理療法士に相談しながら、リハビリテーションを進めていくとよいでしょう。

 

香川・高松の弁護士があなたのお役に立ちます。

 

 

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脊髄の損傷部位は、麻痺の症状から分かる?

2012-11-27

脊髄損傷とは背骨を傷めるようなイメージがありますが、背骨と脊髄は違います。

ガイコツのイラストなどで骨格に対するイメージはわきやすいですが、脊髄とは何かと聞かれてもどんなものかなかなかピンとこないかもしれません。

 

背骨は、こぶし大の「脊椎骨(せきついこつ)」と呼ばれる26個の骨が関節のようにジョイントして出来ています。

組み合わせて1つになって動く積み木のような形状のおかげで、背骨をしならせたり曲げたりできます。

つまり、脊椎とは背骨を構成する骨一つ一つの名称です。脊椎=背骨と言っても良いでしょう。

 

脊椎骨の中には脊椎孔(せきついこう)という空洞があり、脳から続く中枢神経が通っています。

中枢神経は管状になっていて、脳脊髄液という液体で満たされています。この液体の中に脊髄神経が浮かんでいます。

 

脊髄神経は、人差し指程の太さの神経で、頚髄(けいずい)、胸髄(きょうずい)、腰髄(ようずい)、仙髄(せんずい)という4つの部分に分かれています。

脊椎骨の連結部には髄節(ずいせつ)が合計31対あり、どの髄節が体のどの部分の末梢神経と繋がっているかはあらかじめ決まっています。

 

そのため、脊髄損傷の方は、どこに麻痺などの症状があるかによって、何番目の脊髄に問題が生じているかを判断することができます。

何かわからない事があれば、香川・高松の弁護士にご相談ください。

 

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