既に等級認定されている方へ

既に等級認定されている方は、今の等級で満足している場合と不満をお持ちの場合があると思います。それにより保険会社への対応が違ってきます。

それぞれについてアドバイス致します。

 

等級に納得されている場合

今の等級に納得されている場合、今の等級を前提に保険会社との話を進めていく事になります。

まず初めに保険会社からの損害金の提案があります。

この時、私たちはこの提案が過去の裁判例に従った合理的なものであるかを確認する必要があります。

例えば、入院・通院1日当たりいくらと計算する場合は、その単価が合理的で妥当なものであるかを判断しなければなりません。

ただし、最初に保険会社が出してくる提案は必ずと言っていいほどに低い傾向にあるので、あまり深く考えずに最初の提案は全て拒否しましょう。

このとき、拒否する理由を伝える必要はありません。

ただ単に「提示された金額には納得がいかない」と伝えるだけで構いません。

それだけで示談金が一回は上がります。

 

等級に不満がある場合

今の等級に納得できない場合は、その結果に対して異議を申し立てることができます。

異議申し立ては等級認定を行った団体である損害保険料率算出機構に対して直接行います。

異議申し立ては何回でも行うことができますが、何度も異議申し立てを行っても回数を重ねるほどにその判定が変わる見込みがなくなってきます。

そのため通常は1回、多くても2回が通例となってきます。

 

等級認定で何故弁護士?

等級認定は医学的なものだと思われているでしょうが、実際は医学と法律の2つが混ざり合ったものです。

等級認定を行う損害保険料率算出機構は配下に多くの自賠責損害調査事務所という調査事務所を持っており、実際の査定はそこで行われています。

そこに勤めている人は保険会社を退社したひとが多く、医学だけでなく法律や保険実務についてとても専門的な知識を持っています。

そのため、この3つの観点から考えることが重要になってくるのです。

医学面は医師に任せれば良いのですが、法律や保険実務面は弁護士が得意とする分野です。

納得できる等級認定を得るには弁護士の手助けは大きな力となることでしょう。

 

等級の異議はいつまで出来る?

後遺症等級の異議の時効は、「後遺障害による損害の症状固定日の翌日から起算して3年」となっています。

つまり、症状固定した日から3年以内であれば何度でも異議申し立てできますが、異議申し立ての審査に6カ月~9か月ほどかかり、その前に病院で診察しなければならないことを考えると、そう何度もできるほど時間の余裕がないことが分かります。

 

一度の等級認定で正しい等級が認められるのが理想なのですが、「どの等級が正当で、ちゃんと認めてもらえるのか?」と言うのは事前には分かりにくいです。

そのため、弁護士に積極的に相談することにより、異議を申し立てしなければならない事態を回避したり、一度認定された等級の見直しもスムーズにできたりとの利点があるため、早めに相談することが肝心です。

 

等級認定後症状が重くなった場合は?

「腰痛で13等級が認定されたけど、最近になって腰痛がひどくなってきたので等級を上げてほしい。」と言った場合はどうなるのかと言うと、等級を上げることは難しいと言えます。

 

等級の認定は「後遺障害による損害の症状固定」と言う一文が示す通り、「後遺症がこれ以上回復したり悪くなったりしない状態である」と言う状態で等級を見極めて決められるため、症状が悪化したのが3年以内であれば異議の申し立てが出来ますが、交通事故によるものなのかその後の生活環境により悪化したのかを証明する必要性が出ることがあります。

 

また、後遺障害による損害の症状固定日から3年経っていれば時効となっているため、変更することはできません。

反対に言えば3年前の事故であっても、後遺障害による損害の症状固定日が1年前であれば、時効まで2年ありますので異議の申し立てができます。

 

 

 【すでに等級認定されている方の役に立つお話】

子供が学校に通えなくなった場合の家庭教師代は請求出来る?

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